保険適用の可能性 医療保険が使える条件と手続き

2024年7月24日

保険適用の可能性 医療保険が使える条件と手続き

仮性包茎と真性包茎の違いについて

普段から亀頭に皮が被った状態のことを包茎と呼びますが、勃起すると自然に亀頭が露出される、正常の状態でも包皮を剥いて亀頭を露出できる状態を仮性包茎と呼びます。お風呂で男性器をきれいに洗えるのが仮性包茎ですが、真性包茎は勃起状態になっても亀頭が露出されないので、性行為が困難になること、皮をめくることができないので汚れが残ってしまう、そのため臭いなどの問題も生じやすくなります。

仮性包茎の場合、思春期を迎えるころになると皮を剥いて亀頭を露出させるよう訓練した経験を持つ男性も多いかと思われますが、最初は痛みを伴うことからも徐々にやり少しずつやるケースは多いといえましょう。しかし、真性包茎の場合は皮を剥くこと自体が困難なため包茎手術を受けることを推奨しているクリニックも多いです。この場合、保健適用になるのか心配になる人も多いかと思われますが、包茎手術の中でも真性包茎やカントン包茎の包茎手術は保健適用になるケースが多いようです。

包茎手術が保健適用になるケースとは

仮性包茎の場合でも包茎手術を受ける男性もいるようですが、仮性包茎の場合は自らの意思で包皮を下げて亀頭を露出できる状態ですから、この場合は保健適用外になります。これに対して真性包茎の場合は、日常生活にも支障をきたすことがありますので、クリニックの考え方にもよるけれども背面切開術と環状切除術、この2つの包茎手術手法を使えば保健適用になります。

それと、真性包茎の人が無理に皮を剥いて生じてしまうカントン包茎の場合も保健適用です。この症状はそのまま放置していると亀頭に血液が送られなくなりダメージが加わることからも、包茎手術は速やかに行うことが大切です。なお、保健適用になるのは真性包茎とカントン包茎の手術であること、これに加えてて総合病院などの条件があります。最近は、美容医療を手掛けているクリニックも多くありますが、このようなクリニックや街中にある個人経営の泌尿器科などは保険が使えないケースが多いといいます。

まとめ

包茎に悩みを持つ男性は多いといわれていますが、日本人の大半は包茎の症状があるといいます。最近は、低料金で包茎手術を行ってくれるクリニックがありますが、低料金といってもかなりの金額なので簡単にできるものではありません。なお、総合病院では真性包茎とカントン包茎の患者さんで、術式として背面切開術と環状切除術のいずれかで行う場合は保健適用になるといわれています。仮性包茎は健康保険が使えませんが、真性包茎なら総合病院を使えば健康保険で手術が可能です。